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甘く愛しい「 」をどうぞ。 1

 2009-07-08
Sugar LAST ONEMAN TOUR FINAL



【epilogue】


2009.7.4(sat) Shibuya O-EAST
OPEN 17:00 / START 18:00
ADV.¥3,800(D別)





同じ場所に留まるときがこのバンドの終わるときだろう。

なんとなく、そう思ったことがある。

何をしても満腹感の得られないような
ブレーキがあらかじめない車のような
安全のために動きを鈍らせようとするものですら、本能的に排除してしまう。
その気質として、同じ場所には留まれない。


彼らは別に好きこのんで減速をしないのではない。
出来ないのである。
速度を上げることが美徳なわけでも、減速することが悪徳なわけでもない。
善悪の話ではない。

ただ、止まることが不可能なだけ。



だから圧倒的な速さで進み、魅了し、爆発的に広がる。
それがすごく楽しくて夢中になった。
この上昇気流は、暗黒でマニアックなこの手のバンドにはなかったはずだ。
一瞬たりとも止まってくれないものを追い続ける幸福感。
次から次へと景色がいい方に変わる。おもしろいものばかりが出てくる。
少しの妥協も迷いもない。前へ。より前へ。


でもそれは時に欠如としてあらわれる。

息が切れても、目の前が崖でも、絶対にそのスピードを落とせない。
普通なら出来るはずのことが、できない。
なんで?どうして?と思うたびに、ああ、「留まる」というコマンドがそもそもなかったんだと思い知らされる。
このバンドは迷わないんじゃない。迷えないんだった。
ぬかるみに足を捕らわれながら、絶対に減速できない。
戻ったり振り返ることも許されていない。
それが強さでありながら、同時に不器用さであると気づいて心の底から憎むまで見てしまった。(とか書くとロキさんの日記くさい)
というか見ずにはいられなかった。


解散発表があったときね、もう「なんで?どうして?」という気持ちは少しも湧いて来なかった。
俺たち方向性の違いで解散します、みたいな、典型的な仲間割れバンドが放つテンプレのような胡散臭い言葉をストレートに信じてしまうくらい、納得させるだけの何かがあった。
解散当日のライヴを見ている今だって、不思議と解散という事実を受け入れている。
明日からもうSugarがない!どうしよう!と思うだけで、解散するんだなぁって。

このまま動員ががたがた落ちても、年に一回エリアでワンマンをしてくれるバンドに落ち着いてくれたらな、とは思ったことがある。
客の数なんてあんまり関係なしで、対盤も好きなバンドばっかり選んで、ゆるやかなペースで、ゼイタクはできないけど安全なところに留まってくれていたらな。

1時間で思考はそこまで至る。ありがち。

開演前の退屈な空気

暗転

幕が開くときの緊張感

(Sugarにしては)怒号のようなメンバーコール
人の詰まったEAST

Lokiさまの晴れやかな笑顔に(でもきもちわるいかわいいきもちわるいかわいいああああ)

ああこれは一切同じ場所に留まれなかった人たちの、同じ場所に留まらなかったことの結果なんだなとしみじみそう思った。
明瞭で澄んだ、鮮やかな音といつにも増してよく伸びる声。

今日、SugarがSugarだからこれが出来た。
これだけのものがたった今私の目の前に出てきた。
なんとなくそのことに涙した。




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